友達には見られたくない文

東京住まいから離れて半年になる。


ほぼ毎日、少なくとも週に一度は会っていた友達とは会えなくなって、2週に一度の深夜テレフォンに変わった。


眠い目をこすりながら2時3時。気づくと5時なんて日常で、特別な夜になる。




話すことは起きたら大体忘れている。


でもいつもお互いの最近あったこと、行ったところ、考えていることや悩みに二人でうんうん言いながら話し合う。



その人専用の、その人にしか話せない話。


大切な友達。一緒にいろんなことを共有した。


その子が、泣いていた。そうだろうなと思った。同時に、側にいれないし側に行けないことが悔しかった。


私は、たぶん来年から東京にいない。


それはずっと前から決めていたことだし、揺るがない。けど、友達のことを想うと少し悲しい。迷わないけど、すぐに会いに行けない距離が当たり前になる未来。


だから、ある曲を友達に教えた。




たった3年かもしれないけどたくさん一緒にいたね。


ご飯食べながら、ふと思い付いて夜の新宿に紛れた。遊びまくろうって言ったけど二人とも遊び方が分からなくって、ボールを打った。


居酒屋で報告会。ちゃんと聞いてくれた。いつも同じ気持ちになった。


話すと気持ちがすっきりするって言ってくれた言葉が嬉しかった。いつもいつも気を使ってしまうから、私は気づきたい。甘えたくない。ありがとうって伝えたいし、一緒に気を使いたい。



いつもありがとう。


一生友達でいてください。